ニキビができるのは皮脂の汚れが原因と思い込み、必要以上に洗顔料を使って皮脂を落としすぎることはニキビに逆効果なので、ある程度必要な皮脂を肌に残しつつ、洗顔料や化粧でダメージを与えた肌のバリアを再生し、ニキビができにくい・治癒しやすい肌環境を作るための「肌の断食」が水洗顔です。
朝は水洗顔・夜はメイク時のみ洗顔料を使う
洗顔は1日朝・晩2回で充分だと言われており、それ以上すれば皮脂を余分に落としすぎてしまいます。
オイリー肌の人は、熱すぎずに冷たすぎない熱め寄りの水の温度で、両手で水をすくうように20回から30回程度水でパッティングするように優しく洗顔をします。敏感肌や乾燥肌の人は、熱すぎずに冷たすぎない冷えめ寄りの水の温度で同様に洗顔を行います。
メイクの汚れは化粧落としだけでは落としきれないので、メイク時は洗顔料を使用したほうが良いとされますが、双方化粧水での水分補給と乳液での保湿は怠らないことが大切です。
洗顔前に毛穴を開ききって洗うと効果が上がるので、600Wの電子レンジで1分ほど温めた蒸しタオルを顔にのせた後に洗うと良いです。
リバウンド期間をのり越え、最低1か月は継続することが大事
よく皮膚科で処方された飲み薬をやめた途端にニキビが悪化したと言うように、水洗顔にもリバウンドがほとんど必ず発生します。
今まで目には見えなかった肌の奥深くの毒素を外に放出しようとするため、それが全て抜けきって肌本来の再生メカニズムを取り戻さない限りリバウンドは続きます。
水洗顔はダメだと判断し、途中で断念する人がいますが、グッとこらえてのり越える我慢が必要です。
水洗顔は個人によって合う合わないがあるため、最短で1か月・平均で2ヵ月・長くて3ヵ月継続して効果が得られない場合は自分に合わないということなので、断念して洗顔料を使用したほうがいいです。
水洗顔で大事なのは、水の温度と忍耐力です。
コスパが良いので、どんなものを試してもニキビが治らないと悩んでいる人にお勧めな方法ですが、効果が期待できるのは大人ニキビで、思春期ニキビには不向きとされています。