ニキビの段階は目に見えない微小面皰から白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビというのが一般的ですが、紫ニキビという段階をご存知でしょうか。
紫ニキビは赤ニキビが悪化した段階のもので、普通のニキビケアでは治りにくいとされています。
ここでは紫ニキビとその治療法についてご紹介します。
紫ニキビとは?
紫ニキビは赤ニキビが悪化することでできるニキビで、炎症が悪化して毛穴の周りにダメージが広がっているニキビです。
皮膚の表面が広範囲にわたって赤紫~黒紫色をしており、しこりがあるため痛みを感じますし無理に潰そうとしても跡が残ってしまいます。
ニキビにより皮膚が炎症を起こすと自分の免疫が自分自身の皮膚を攻撃するようになり更なる炎症が起こります。
これを繰り返している状態が紫ニキビであり、皮脂が多い人が赤ニキビを放置してしまった場合に起こりやすいとされています。
紫ニキビの治療法について
紫ニキビはニキビの中でも重症度が高いためセルフケアのみでキレイに治すことはなかなか難しいとされています。
また紫ニキビは跡が残りやすいニキビですので、少しでもキレイに治したい場合は早めに皮膚科を受診することをおすすめします。
最近ではニキビ専門の皮膚科も増えてきており、イソトレチノイン処方やホルモン療法、光療法などで皮脂の分泌を抑えてアクネ菌を殺菌することで炎症を抑えることができますのでより早く治療できます。
また皮膚科での治療以外にも、自宅でのスキンケアや生活習慣にも気を付けなければなりません。
クレンジングや洗顔でメイクや余分な皮脂・汚れなどをしっかり落としたあとしっかりと保湿することや、栄養バランスのとれた食生活、十分な睡眠など正しいスキンケアと規則正しい生活を送るようにしましょう。
紫ニキビになるまでニキビを放置するのではなく、赤ニキビやその前の段階の黒ニキビや白ニキビのうちに早めにニキビを治療しておくことが大切です。