ニキビには大きく分けて二種類あり、10代の頃に出来る思春期ニキビと20代以降に出来る大人ニキビがあります。
どちらも症状が悪化するとニキビの範囲が広がったりニキビ跡が残る可能性があるため正しいケアが大切です。
ここでは顔中にニキビが出来る原因とそのケア方法についてご紹介します。
顔中にニキビができる原因について
大人ニキビは顔の下の部分であるフェイスラインを中心に出来やすいのに対して思春期ニキビはTゾーンを中心に顔全体に出来やすいことから、顔中にニキビが出来た場合は思春期ニキビである可能性が高いといえます。
思春期ニキビの主な原因は皮脂の分泌が活発になることですが、その他にも偏った食事や寝不足なども考えられます。
また遺伝的要素もあり、家族がニキビで悩まされたことがある場合は自分もそうなる可能性が高いとされています。
部活動や習い事などで日常的に激しい運動をしている場合は、肌の健康を守るビタミンB2が大量に消費されていることも原因として挙げられます。
顔中に出来たニキビの正しいケア方法について
ニキビは過剰な皮脂と毛穴の詰まり、アクネ菌の増殖という条件が揃うと出来るものですので、毎日の洗顔で余分な皮脂をしっかりと落とすようにしましょう。
しかし余分な皮脂が気になるからといって1日に何度も洗顔していると肌が乾燥しそれを補おうと皮脂が分泌され、毛穴詰まりの原因となってしまいます。
またアクネ菌は元々肌に存在する善玉菌でありますが、毛穴が詰まることでニキビの原因となってしまいます。
しっかりと保湿をすることで毛穴の詰まりを予防できますので、洗顔で余分な皮脂を落としたあとしっかりと保湿することが大切です。
ニキビケア専用のスキンケア用品を選ぶのも良いでしょう。
脂っこい食事やスナック菓子、ジャンクフードの食べ過ぎも皮脂の分泌を増加させてしまうため栄養バランスにも注意が必要で、肌を健やかに保つビタミンB群(牛乳、豚肉、納豆、青魚など)を積極的に摂取するのもおすすめです。
また睡眠が不足したり不規則だと肌を効果的に再生させることが難しいため、規則正しい十分な睡眠をとるようにしましょう。
このようにニキビの原因は皮脂や毛穴の詰まり、アクネ菌だけでなく食生活や生活習慣も関わっていますので、正しいスキンケア、規則正しい生活をすることがニキビ予防・改善への近道であるといえます。